【2022/7/25追記】
他ブログにて投稿していた内容(2020/5/18)を推敲し、再投稿した内容になります。
今でもメインの歪みとして君臨しております。
当時33000円で購入しましたが、現在では少し値上がりしてしまってるようですね。
海外の人のボード紹介を見てると、結構な頻度で本機を見かけます。
発売当初は「たかがRATのクローンなのに高すぎる」なんて声もあったようですが、個人的には満足しています。
それまで苦手だったRAT系を一転好きにさせてくれたエフェクターなので、そういう意味でも自分にとっては特別ですね。
外観
海外のレビューサイトで満点を叩き出したという化け物エフェクター。
1981 Inventions DRVです。
今回購入したのはマットな黒筐体に白文字銀ノブ個体で、個人的な好みど真ん中って感じなんですが、他にも様々なカラバリがあるようで。
見た目でわかるかもですがRAT系の歪みです。
このエフェクターめっちゃオシャレですよね。
元ネタはバックトゥーザフューチャーのデロリアンだそうです。
購入までの経緯
新しい歪みが欲しいと思ってた時に評判を聞いたものの、人気ありすぎて基本受注生産のみ…という状態でとても試奏なんて出来ませんでした。
ある日Twitterを眺めていたところ、なんと2時間前に御茶ノ水に入荷したとのツイートが。
それも俺がちょうど御茶ノ水を通り過ぎようとしている時。
これは行くしかあるまいと鼻息荒く店に突撃し試奏。
「今日入荷したてで狙ってる方多いんですよ〜」という店員の一言、俺が試奏している後ろをうろつく別のお客さんの視線。
これらが決定打となり即堕ち二コマ的に購入することになりました。
機能、音について
ツマミは左から順にGAIN、CUT、ボリュームで、本家通りCUTつまみを右に回すほどハイが削れローが出てくるようになります。
ゲインつまみを0にしても音は出ます。
歪み幅はクリーンからディストーションまで。
よくRATのゲインをMAXにするとファズっぽいとも言われますが、1981DRVは出音が綺麗なので本家よりファズらしさは無いです。
このペダルは雑味が薄いというかとにかく扱いやすく今風にチューンされています。
踏み込んだ瞬間のローカット感はありますが、音色がガラッと変わる感覚はそれほど感じません。
RAT特有の汚い感じが好きって人は要試奏ですね。
ゲイン0でキラッとしたクリーンを出すプリアンプ〜ブースター的な使い方、ゲイン9時方向でジャキっとした軽快なクランチがとても映えます。
製作者もローゲインの使用を意識してるようです。
全体的に、この音嫌いなギタリストいるの?って疑問に思ってしまうほど気持ちのいい音です笑
その点でも「嫌いな人は一聴で手放し、好きな人は墓場まで持っていく」と噂される本家RATとは一線を画していますね。
以前試奏したことのある6 Degrees FXのR3 distortionはハイゲインがメインと言った感じで、ゲインを下げると極太のゴリっとクランチな出音でした。ややfuzzyなイメージです。
それに比べて1981drvはまるでfenderアンプのようなエンハンスが効いたクリーンからキレの良いクランチまでが得意分野といった感じ。
同じrat系で言うとJAM pedalsのrattlerがありますが、rattlerはかなりピッキングニュアンスが出ると言うか、歪ませたければそれなりの力でピッキングする必要があるのに対し、1981drvはすごく弾きやすい感じに補正してくれますね。
フットスイッチはクリック感が殆どなく、素足で踏む際痛くないのが良いですね。
ライトもしっかり光ってくれるので、踏めたかどうか不安になることもないです。
総評
ボードの重さや中に入れるエフェクターの量を気にされる方は、これ一つで何でもこなせる器用さがマッチするのではないでしょうか。
「クリーンもハイゲインも!」という我儘に十分応えてくれます。
当然ですが筐体自体はRAT準拠でそれなりに大きいので注意。
巷では『汎用性を高めたRAT』ということで、クリッピング切り替えができるモディファイ品やオリジナルエフェクターを良く見かけますが、1981DRVは3ノブで簡単に良い音が作れるのでオススメです。
税込み33000円と決して安くないですが、筐体のオサレさ、音の良さで文句無しです。