【2022/7/25追記】
他ブログにて投稿していた内容(2018/7/2)を推敲し、再投稿した内容になります。
こいつは今でも一軍に入っています。
低域のもたつきをTS系ODあるいはEQで調整してやることで、アンプシミュレーターでは再現不可能な肉厚ザクザクズンズンな音が出せるからです。
軽いチャキチャキとしたカッティング向きの歪みは出来ませんが、ハイゲインの音つくりに納得がいっていない方にこそオススメしたいと思います。
いきなりですが、今回レビューするエフェクターが、自分のハイゲインエフェクターの終着点だと思ってます。
Verocity Effects Pedalsについて
さて、最近話題のverocity effects pedalsというメーカーをご存知でしょうか。
ペダル型プリアンプを作成してる日本メーカーです。
ペダル型というとAMT等を思い浮かべるかもしれませんが、verocityさんでは有名どころから超どマイナーなクローンモデルを取り扱っています。
verocity effects pedals
こちらのURLから公式サイトへいけます。
ハイゲインペダルだけではなく、クリーン専用やクランチ程度の歪みのペダル、ベース用のプリアンプも作っています。
何がすごいかというと、そのどれもが本家に肉薄したサウンドを持ち合わせているというところです。
エフェクターでありながら、真空管アンプに直結で繋いで音を出した時のような音圧を全機種から感じることができます。
また、verocityさんのエフェクターの変わっているところは”半挿し機能”にあります。が、この機能について書くと長くなるので簡単に説明すると、「アウトプット端子を半挿しにするとプリアンプとして、全挿しすると普通のエフェクターとして使用することができる」ということになります。
外観、使い方
今回自分が手に入れたのはこちら
Mesa BoogieのDual Rectifier Revision.Fのレッドチャンネルを模した”Rev.F-B2″です。
ツマミはvolume、presence、gain、treble、middle、bassの6つと、オンオフスイッチ、ブーストスイッチが付いてます。バイパス時のブースト単体使用はできません。
volumeは余裕を持って作ってあるので、音が小さすぎor大きすぎるけどこれ以上ツマミが回せないといったことはないと思います。
イコライザのツマミもごく自然にききます。欲しいところだけスッと足すこともできる感じはまさにアンプといった雰囲気があります。
presenceも扱いやすく、音抜けが悪いと感じた時に少し弄れば十分な効果を発揮してくれます。
gainはシングルコイルならクランチくらいまで、ハムだと軽いディストーションくらいまで歪みを落とすことができます。またどちらのPUでもメタルができるレベルまで歪ませることができます。
ギターのボリュームに対する追従性も高く、歪ませた状態からクリーン〜クランチまで落とすことができる優秀さ。
ブーストスイッチをオンにすると更に歪み、リードにうってつけの音が出せますね。ハーモニクスバンバン出ますし。
ここまでべた褒めしてきましたが、すこーし気になる点もあります。
少し気になるところ
まず、ブーストスイッチを押した際のポップノイズが乗るところですね。個体差かもわかりませんが…。
まぁ自分の場合は前段に置いたshiba driveでブーストしてしまうのであまり気になりません。
半挿し機能は手軽で楽なんですが、やはり強度が気になるところですね。
細かいところまで気になる人はこういうところが気になるかなーといった感じです。
総評
LINKIN PARKが大大大好きでして、Gt.のブラッドがレクチを使ってるってことだったので「いつか家を建てたら防音スタジオ作ってレクチ本家置くぞ〜」なんて思ってた時期もあったんですが、正直言ってこのペダルがあればもう本家要らないです。
「褒めすぎやろ」なんて言う人いるかもしれませんが、一旦弾けばこの気持ち分かるはず。弾け。
普通のエフェクターのbassツマミを上げただけじゃ得られない音圧、アンプのような自然さ、圧倒的ローノイズ、のくせにBOSSサイズで持ち運べる利便性、惚れました。